《梨》は皮をむいて芯を取り除き『1cm前後角』のさいの目に切る。ボールに入れて重量をキッチリ量っておきます。
そして、そのグラム数より『他の材料のグラム数』をキッチリ計算して下さい。
さいの目の形はそんなに神経質にならなくて大丈夫です。ですが大きさは、なるべくレシピ通りになる様に切って下さい。
ストウブ鍋に『(1)の梨/材料A』を入れて、全体をよく混ぜる。*ヘラに付いた材料も、指で落として鍋に入れて下さい。
【補足/使用するストウブについて】工程画像は『梨680g/ストウブラウンド20cm』です。
大体で良いので、梨の容量が『鍋の容量の6〜7割』になる様な大きさの鍋を使用する事をお奨めします。
しかし丁度良い大きさの鍋が無かった場合は…画像は『梨500g/ラウンド16cm』です。これ位ビッチリでも出来ます。
(4)又は(7)をそのまま《中火》にかける。*ストウブはここで放置しなくても大丈夫です。
【補足】《中火》とは『鍋の大きさに合った中火』です。『ラウンド/20cm』のウチのコンロでのツマミの位置は真ん中です
(8)の鍋淵全体がフツフツとして沸騰してきたら鍋蓋をする。そのままの火加減で『30秒』加熱します。
(7)の様にビッチリ梨が入っていて汁が見え難い場合は…ヘラで少し梨を避けて確認して下さい。
(10)が30秒経過したら《弱火(コンロのツマミの位置は1番弱)》にする。そしてタイマーを『5分』にセットします。
(12)が5分経過したら鍋蓋を開ける。画像の様に、梨から沢山の水分が出ています。
(13) に《水飴》を入れて優しく全体を混ぜる。そして火加減を《弱めの中火》にして下さい。
タイマーを再び『4分』にセットして下さい。蓋は開けたままで、時々優しく混ぜながら加熱します。*灰汁も取り除いて下さい
【補足】《水飴》はキッチリヘラで入れても器に残りがちです。
『水飴を入れていた容器に鍋から熱い液体を入れる⇒混ぜる⇒鍋に戻す』を2回位やって頂いたら良いかと思います。
4分経過したら火を止める。そのまま『3〜5分』放置します。画像の様に沢山の水分がまだある状態です。
梨は加熱し過ぎずシャリシャリとした食感が若干残っています。色も梨らしく綺麗な白に近い色です。
【補足】(18)の『3〜5分放置』は、次の工程で『粉ゼラチンを入れるのに最適な温度』にする為です。
直接入れる場合は、粉ゼラチンの特性上『80〜90℃』になれば丁度良いです。面倒で無い方は是非計って下さい。
【粉ゼラチンの分量】粉ゼラチンの分量は『(18)での出来上がりの容量の1〜1,3%(トロミの好みによる)』です。
出来上がりの容量は…梨の水分や煮詰め具合etc.様々な要因により差が出ます。
本当は一旦『何ccあるか』をさっと計量して頂いたら間違いないのですが、それも面倒なので『各ストウブの容量』を記載します。
【ラウンド16cm】*鍋上淵から垂直に計った水位7cm下⇒300cc6cm下⇒450cc5cm下⇒590cc
【ラウンド18cm】*鍋上淵から垂直に計った水位7cm下⇒200cc6cm下⇒400cc5cm下⇒600cc
【ラウンド20cm】*鍋上淵から垂直に計った水位7cm下⇒480cc6cm下⇒700cc5cm下⇒1000cc
【ラウンド22cm】*鍋上淵から垂直に計った水位7cm下⇒700cc6cm下⇒980cc5cm下⇒1300cc
いずれも私が水で大まかに計ったデータですので多少誤差があると思いますが(汗)そこから大体判断して頂いたら良いと思います。
ゼリーやケーキではなくトロミをつける為の粉ゼラチンなので、大丈夫です。
容量が大体分かったら『容量×0.01〜0.013』で粉ゼラチンの分量を判断して下さい。*粉ゼラチンの計量はキッチリと…
(18)に《粉ゼラチン》を入れて優しく全体をよく混ぜて出来上がりです。ここではまだ液体はサラッとしています。
必要であれば『煮沸消毒した保存瓶』に冷めないうちに入れて下さい。そして粗熱が取れたら冷蔵保存して下さい。
冷蔵庫より出した物です。蓋を開けると梨の何とも言えない香りが♡サラサラだった液体と梨全体に適度なゆる〜いトロミも^^
加熱時間が短く余り煮詰めてないので、梨のシャリシャリ食感も残ってますし、梨1個あたり出来るジャムの量が多いです^^
また変色も最低限に抑えられています。そしてグラニュー糖と水飴を使用する事により上品な甘さです。梨の救済にも是非♡
【補足/グラニュー糖の量について】梨の糖度によって変わってきます。私は大体『グラニュー糖/5%』です。
そして《工程(14)》で水飴を入れた後に味見をして、甘さが足りないようなら『2~3%』足すようにしています。
又、お子様用や甘めが好きな方にプレゼントする場合は『10%』で作る様にしています。