【りんごの葛煮を作る】鍋にいちょう切りにしたリンゴとレーズンを入れ、塩をまんべんなくまぶす(両手で全体を混ぜる様に)。
ラム酒とシナモンをふり、そのまま10分ほどしばらく置いてリンゴから水分を引き出す。
鍋を中火にかけ、煮立ったら火を弱めてフタをし、りんごがくったりと柔らかくなるまで10分ほど蒸し煮にする。
水けが多い場合は、少し煮詰めて水分をとばす。リンゴが柔らかくなったら水溶き葛粉をまわし入れ、全体にとろみをつけて完成。
パイに詰めずに、これだけで食べても濃厚で激ウマなのです。「ほんとにノンシュガーなの?!」って、贈り物にも喜ばれます。
【パイ生地を作る】ボウルに粉類と塩を入れ、混ぜる。
そこにトランスファットフリーショートニング(または好みの油)を入れ、フォークで刻みながら粉をぽろぽろのそぼろ状にする。
水を加えて練らないように手でまとめる。
手で平らに伸ばしたら二つ折にし、また伸ばして二つ折を3~4回繰り返す。これでサクサク感が生まれます(画像は全粒粉入り)。
生地を2等分してラップをし、冷蔵庫で20分ほど冷やす。
ラップを広げ、麺棒に粉をまぶし、生地を1個つづ伸ばす。1枚はパイ皿に敷く(ラップごと裏返して型にのせると楽に敷ける)。
【パイを仕上げる】りんごの葛煮が完全に冷めたら、パイ生地にすべて流し入れる(山になるぐらいたっぷりと詰めて)。
上からもう1枚のパイ生地をかぶせ、伸ばしながら端を合わせたら、焼き途中に生地が開かないようにフォークで端をくっつける。
生地のてっぺんにナイフで切り目を入れて空気穴を作る。上にかぶせる生地は、編み目状にしてもよいです。
200度に予熱したオーブンで10分、180度に下げて20〜30分焼く。生地が色づき、良い香りがしてきたら焼き上がり。
全粒粉で作るとこんな感じ。焼きたてをいただきましょう!冷めたものを食べる場合は、トースターで温め直して食べて下さい。
アメリカンタイプの塩味のパイ生地なので、全粒粉を使えば1切れでもかなりの食べ応えあり。朝食やランチにもぴったりですよ。