この料理はフランス・アルザス地方の郷土料理で、前日の晩におかみさん達が仕込んで置いた具材をパン屋に持ち込んで⇒
パン屋が鍋に余ったパン生地で目張りをし⇒パンを焼いて火を落とした後の竃の余熱でじっくりと焼き上げた料理なんだそう。
調理は前日の晩からスタート。じゃがいも以外の野菜類と肉を少し大きめのぶつ切りにし、タッパー等に入れます。
具材がひたひたに浸かるくらいまで白ワインを入れ、ハーブ類、塩こしょうを加えて混ぜ合わせた後、冷蔵庫で一晩マリネします。
※リースリングのような辛口の白ワインが手に入らない場合は、白ワインビネガーを加えて味を調節してください。
★当日は煮込みに2~3時間かかりますので逆算して早めに調理開始してください。
フランスパン生地を用意しておきます。今回はクラシカルにちゃんと食べられる生地を用意しましたが⇒
最近では現地でも、ただ小麦粉と水を混ぜ合わせたものを使う事が多いそうです。
土鍋もしくはダッチオーブンの内側にバターを塗り、まず底の方に肉を並べ塩こしょうを振ります。
その上に野菜類、最後に2cmの輪切りにしたじゃがいもを並べ、また塩こしょうし、上からローズマリーを乗せます。
上から静かにマリネしていた液を注ぎ込み、鍋に蓋をします。
鍋の周りをぐるっとパン生地で目張りします。こうする事で水分が逃げずに具材が焦げ付いたりしなくなるそうです。
200⇒190度のオーブンでじっくりと2~3時間焼き(?)上げます
オーブンから取り出した直後はこんな感じ。このまま食卓へ。
パン生地を外して蓋を開けるとこんな感じ。肉がほろっほろに柔らかくなっていて激ウマ!
肉たっぷりのヘビーな料理なのに白ワインの酸味でさっぱりしているのでパクパクと食べられます。
煮汁にはスライスしたフランスパンを浸して食べるとウマー!
※今回はフランスパン生地を2斤分仕込んで置いて、半分は目張り用に使用し、残りでバケットを焼きました。